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こんにちは!すてっぷらくだ(https://twitter.com/home)です。
今回は、日本政府のリスキリング支援、「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」が私達、リスキリングを目指す側にとってのメリットを解説していくよ!
リスキリングって、興味があるけど具体的な内容がわからない。
政府が支援しているなら検討してみたい。詳細が知りたい。
そんな方におススメの記事です。
最近「リスキリング」というワードをよく耳にしますね。
スキルアップを目指すトレンドが高まりは、本すてっぷらくだブログのテーマともマッチするので、うれしい限り!
そしてなんと日本政府や経済産業省もこの動きを重視し、リスキリングを推進するために補助金制度が始まっています!
しかし、そもそもリスキリングって何なのでしょうか?
また、具体的にどのような補助金制度なのでしょうか?
本記事では、リスキリングの定義を説明し、経済産業省が推進する補助金制度の概略、そしてどのような人がメリットを受けることができるのかを解説していきます。
まずはお忙しい方向けに、まとめからです。
それでは詳細にいってみましょう。
目次
リスキリングについて
リスキリングとは?
リスキリングとは、職業能力の再開発、再教育のことを指します。
経済産業省は「デジタル時代の人材政策に関する検討会」において、リスキリングを以下のように定義しています。
“新しい職業に就くために、あるいは、今の職業で必要とされるスキルの大幅な変化に適応するために、必要なスキルを獲得する/させること”
(出典:経済産業省HPより https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/digital_jinzai/pdf/002_02_02.pdf
近年においては、デジタル化が進んできており、それに伴い、生まれてくる新しい職業や、仕事の進め方が大きく変わる職業で新たなスキル習得が必要となってきています。
企業独自の活動においても、次世代のリーダーを排出するために、またイノベーションを生み出す人材を育成するために活発化してきています。
リスキリングが注目された背景
デジタル化の変革の波が押し寄せてきているのは、私たち市民においても感じるところがあります。
この波をさらに強くしたのが、コロナ影響ともいわれています。
コロナ禍の影響により、リモートワークの拡大や、オンライン会議の増加と言った、インターネットを利用した働き方の変化、合理化、効率化のスピードが速まったといわれています。
これらの大きな変化に対応するため、現代のビジネスにおいて、DX(デジタルトランスフォーメーション)に必要なITの専門的なスキルを持った人材、DXを有効に活用することができる人材等、デジタル人材を育成・確保していく必要があります。
その為、政府や経済産業省としても、それらデジタル人材を育成・確保していくためにも支援策を講じているというわけです。
リカレント、生涯学習との違いは?
リスキリングに似た意味として、リカレントと生涯学習と言う言葉があります。
この二つの言葉についてもここで明確化しておきましょう。
リカレント:社会に出てから、自身が必要なタイミングで学び直しすること
生涯学習:生涯にわたって行うあらゆる学びのこと
まずリカレントについてみてみましょう。
「社会人が新たな知識やスキルを習得する」という点はリスキリングと共通しています。
しかし、スキルを学ぶ取り組み方に違いがあります。
リカレントでは学習と労働を交互に行うため、休職など労働から離れること、つまり労働⇒学び⇒労働というサイクルを前提としています。
対して、リスキリングは戦略的に従業員に学ぶ機会を与えるため、就業しながら学ぶことが基本となります。
次に、生涯学習についてみてみましょう。
定義の”あらゆる”と記述があるように、これらは職業に就くという意味を必ずしも含めておらず、趣味など、人生を豊かにするということを目的としています。
対して、リスキリングの定義では、”新しい職業に就くために、あるいは、今の職業で必要とされるスキルの大幅な変化に適応するため”というのが目的なので、この点が若干異なっています。
政府の補助制度「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」について
それでは、本題の政府の補助制度「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」について説明していきます。
キャリアアップ支援事業とは、キャリア相談⇒リスキリング提供⇒転職活動の一貫支援
経済産業省のリスキリングを通じたキャリアアップ支援事業HPによると、本支援事業の説明として
”リスキリングと労働移動の円滑化を一体的に進める観点から、在職者が自らのキャリアについて民間の専門家に相談できる「キャリア相談対応」、それを踏まえてリスキリング講座を受講できる「リスキリング提供」、それらを踏まえた「転職支援」までを一体的に実施する体制を整備”
(出典:経済産業省 リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業HPよりhttps://careerup.reskilling.go.jp/)
と記載されています。
岸田政権がキャリアアップ支援事業として、大きな補正予算を確保し、各個人への助成として使われます。
本制度の特徴として、民間のキャリアコンサルタント等の専門家にに自身のキャリアプランを直接相談することができ、それに見合ったリスキリングから転職までのサポートをしてもらえるという内容となります。
イメージ図としては、以下画像を参照ください。
第一ステップであるキャリア相談ですが、こちらは無料となります。
これまでのキャリアコンサルタントと一緒にこれまでのキャリア、キャリアゴール、スキルの棚卸を行い、それぞれに合ったリスキリング講座の検討サポートを行ってくれます。
第二ステップであるリスキリングですが、こちらは受講者の費用負担を補助するという形になります。
最終ステップである転職支援ですが、こちらも無料です。
第一、第二ステップを踏まえて、伴走型の支援や職業紹介を受けることができます。
転職を実現し、継続就業すれば、最大56万円の補助
第一、最終ステップのキャリアコンサルタントとの相談、転職支援は無料なので、イメージしやすいかと思います。
では、第二ステップのリスキリング受講費用は具体的にどのように補助してくれるのでしょうか?
概要としては、補助事業者経由で、受講費用の負担が軽減され、以下二段階で補助が発生します。
つまり一人当たり最大56万円の補助が下りるということです!
本件を推進している経済産業省にとっても一大プロジェクトで、3年間で約33万人の転職をサポートするとして気合が入っているようです。
多くのビジネスパーソンが本制度を利用し、労働市場が円滑に循環できる促進剤となればといいですね!
政府の補助制度を有効活用するために
では、どういう人材が今回の支援事業に対してメリットを享受できるのでしょうか。
メリットを享受できる人、そうではない人に関して本章で追っていきたいと思います。
支援制度はリスキリングではなく、リカレント?
実は本制度、一部からは不評の声が出ているようです。
何故かというと、それは「キャリアコンサルタントの相談や、リスキリング受講後、転職することが前提だから」なんです。
上述した通り、本制度はキャリア相談、リスキリング、転職の一体サポートであり、現在の会社に所属し続ける予定の方は、基本的に受けることができません。
費用補助の構造として、転職が完了されていない段階のリスキリング修了のタイミングで、費用の1/2(最大40万円)は補助されるように設計されています。
しかし実際のところ、補助事業者のサイトでは、補助を受けるためには、「雇用主の変更を伴う転職を目指している方が対象」と明記している企業が多いようです。
※参照:Business Insider HPのリスキリング支援に「ズレている」との声。政府の補助制度が不発な理由
そう考えると、「転職が前提ならそれってリカレントじゃない?」思えなくもないですよね。
しかし上述した通り、リカレントの定義上、一旦仕事を辞めてから学び直しを行うものなので、やはり本支援事業はリカレント支援と言えるのかもしれません。
なんだか少し腑に落ちない感じがするけど、、、
どういう人がメリットを受けることができる?
では、どのような人が本支援事業のメリットを享受できるのでしょうか?
それは、転職を考えおり、転職先の業種上、リスキリングが必要な人ということになります。
本支援事業では、特に次世代の技術に関わるスキル、また今後日本の構造上、多くの人材が必要となる労働市場に関わるスキルが中心となって補助を受けることができます。
受けられるサービス、講座のイメージは以下図の通りです。
また、本支援制度を認定を受けた補助事業者についての情報・問い合わせは、こちらに記載されているので、ご確認下さい。
現在、既に三次公募まで完了しており、四次公募も今後ありそうなので、より対象事業者が増えてくると思われますので、今後に期待ですね!
まとめ:政府主導のリスキリング支援・補助金について メリットを徹底解説
いかがでしたでしょうか?
リスキリングというトレンドはまだまだ始まったばかりで、政府や企業の支援・補助はこれから更に手厚くなってくるかもしれません。
本ブログではそのような情報があれば行く一紹介していきたいと思っています
それではまとめです。
以上、今日はこれまで!
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