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人気の投資法、高配当株投資を必要としないケースを考えてみる

生活のスキル

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すてっぷらくだ
すてっぷらくだ

こんにちは!すてっぷらくだ(https://twitter.com/home)です。

今日は人気の投資法、高配当株投資を必要としないケースを考えてみるよ!

2024年も終わり、もうすぐ2025年が始まりますね~

年が明けるということは、新NISAの新しい枠が付与されるので、そろそろ「どの投資先にしようか?」と考えている人も多いのではないでしょうか?

その中でも、最近は高配当投資の投資法が人気ですね!

いろんなブロガーさんもおすすめしていますし、安定的に高い配当金を得れるので、少しづつ浸透しているように感じます。

わたくしの周りにも高配当投資を推している人も沢山います。

ただ世の中、すべての条件において上手くいく方法なんてなく、何事もメリットデメリットがあります

無思考に「高配当株投資人気だから!!」と思って投資を行うのは、やっぱり上手くいくとは思えないし、失敗した時に他人のせいにしがちなので、やっぱり考えた上で投資したいですよね。

なので、今日は著者 すてっぷらくだが考える、高配当株投資が必要ない3つのケースを書いてみようと思います。

※注意書きですが、筆者 すてっぷらくだは、高配当株投資を全否定するつもりはないです。
やっぱり様々な投資家さんたちがお勧めするだけあって、それなりに筋が通っているし、株式の本質でもある配当金って大事ですよね。

ぶっちゃけ私も高配当株もっています(笑)

ただ、筆者なりに様々な投資スタイルを試した上で、「あぁ、こういうケースなら高配当株投資いらないな」と思ったので、その内容を書いていこうと思います。

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まずは高配当株投資の定義

まずは、高配当株投資の定義からしておきます。検索型AIのPerplexityに「高配当株投資とは?」と聞いてみたところ、以下の回答が出ています。

【高配当株投資とは。AIの回答】

高配当投資とは、配当利回りの高い株式に投資する戦略です。

高配当投資では、配当利回りという指標を重視します。配当利回りは以下の式で計算されます:

配当利回り(%) = (1株あたりの年間配当金額 ÷ 1株あたりの株価) × 100

・・・以下略

まぁ当たり前ですが、こんな感じですね。

要は高い配当利回りの個別株に投資を行う手法と言うことです。個人的な感覚ですが、4%以上の配当利回りの株式を高配当株と考えています(おそらく一般的なはず)。

それでは、この前提で高配当株投資について考えてみようと思います。

そもそも高配当株投資のメリットってなんだっけ?

まずはここから考えてみましょう、メリットと言えば、、、

①安定的なお金が振り込まれてくる、生活が豊かになる
②キャピタルゲインと異なってインカムゲインメインなので利益が確定できる
③高配当株を行う企業は比較的業態が安定している

こんな感じでしょうか。

①に関して、定期的にお金が振り込まれるって魅力的ですよね。そのお金を使って、ふだん行かないような高いご飯食べに行くとか、お買い物するとか、旅行に行くとか….生活が豊かになりそうですね!

②に関して、利益が確定するっていうのも大きな魅力ですよね。
キャピタルゲインを狙った投資法の場合は、株式を売却するまでは利益は確定しませんし、いわゆる”幻の利益”です。対して、配当金のようなインカムゲインは、お金が振り込まれるので、これは利益確定です。

③に関して、高配当を行う企業っていうのは、一般論ですが、業績が比較的安定していて一定の収益を得られているケースが多いです。

その為安定的に配当を投資家に配って、資金を獲得、株価を安定・向上させるという狙いかと思います。投資家からしたら、「株価が安定していて、配当金もらえるならいいじゃない!」と思いますよね。他にも配当の積み重ねにより、株価下落リスクを軽減できるという効果もありそうです。

うん、どれも素晴らしいメリット!

高配当株が適さないケースとは?

では、高配当株投資が適さないケースって何なんでしょうか?

要は、上に挙げたメリット①~③に対して否定できるケースがある場合かと思っています。

どういう場合かと言うと、僕が思う適さないケースは、以下の通りです。

ケース1: 必要な可処分所得を得ている
ケース2: 配当金だけ見ているとだいたい失敗する
ケース3: 管理コストをかけたくない

それでは順を追って見て見ましょう。

ケース1: 必要な可処分所得を得ている

配当金を得て、「普段の生活に+αの豊かさを与える」というメリットは一見素敵なことだと思うのですが、一方、「既に必要な分の可処分所得を得ているなら、いらないよね?」とも言えます。

生活するに必要な費用や一定の貯蓄や投資に回せるお金を既に確保している場合、「ちょっと贅沢したいな」と思った時には、その可処分所得から使えばいいですよね。

わざわざ配当金を銀行口座に移して、現金化やキャッシュレス用のアプリにお金を移すのも面倒ですし。。。

何言ってんだ!所得がある人間の上から目線の意見か?

と言われそうですが、、、いやいや、そうではなくて。。。

全員がそうだとは思いませんが、、、「獲得した配当金を再投資することって多くないですか?」

これ、結構いると思うんですよ。

結局、ちょっと贅沢する場合って、貯蓄用とか一般的な生活用の口座からお金を引き出すと思うんです。

そうなると、本来のメリットを享受できないなと。

であれば、配当金だけにこだわるのではなく、投資を行う意思決定のアプローチは様々でしょうが、「キャピタルゲインとして株価上昇が期待でき、且つインカムゲインの配当金がもらえればなお良いね」というような考えの方がバランスの良い投資が出来るのではと思います。

ちなみに、

「高配当株投資は、時間が経って株価が上がれば、実質的に利回りが6%も7%もある投資先になるよ!」

というような意見も出てきそうですが、、、それは「将来株価が上がる前提」で言われているので、「それは通常の株式投資の考えと同じだよね?」と僕は思っているので、これが高配当のメリットとは考えていません。

ケース2: 配当利回りだけみているとだいたい失敗する

では、次のケース。

いやいや、配当金は利益が確定して、

目に見えるお金が振り込まれるのがいいじゃないか!

と言われそうですが、、それはその通りで、利益確定ってのは大きなメリットです。これは間違いない!

ただ、これは自分の経験や、周りの情報ベースでしゃべりますが、、、

配当利回りだけで株式投資すると、だいたい失敗すると思っています。

例えば、高配当利回りが高く2023年度まで投資先ランキングでも上位にいた、あおぞら銀行(8304)。

当時は、確か4~5%の高い配当利回りを誇っており、高配当株投資の支持者には圧倒的な人気を誇っていました。

ですが、2024年初旬に業績の下方修正を行い、当期の予定配当金を”無配”とし、大暴落したことがありました。

大暴落の直前まで、とても美しい右肩がりの株価動向だったのですが、突如大暴落でXの株式投資界隈では阿鼻叫喚でしたね。

理由を調べてみると、コロナ影響による北米域の不動産事業における損失計上とのことでした。

しかし、その時どうしても僕は腑に落ちませんでした。「2024年にコロナ禍の損失計上?他の企業は21~23年の内に膿を出し切っていたし、何でこんなに時間がかかってるの?」と感じました。

もちろん僕は内部の人間ではないので、理由は定かではありませんので、勝手にしゃべっていますが、「問題を早期に発見できる、そして対処することができない企業体質になっていたのかもね」と判断しています。

企業文化や企業体質って、定性的なものなので、このような情報を一般投資家の私たちが把握するのは、とても困難なものです。

ただ同時に、持続可能な企業経営において必要なものでもありますよね。

故に株式上場している企業は、可能な限り企業情報を透明性をもって株主に発信しなければいけませんし、それが出来ない企業は、一見高い配当利回りを見せていても、優良な投資先にはなりえません。

私の場合は、2~3年分の会社の中長期戦略はしっかり読み込んで社長や会社のビジョンを理解しようとしています。

他にも実際の計画と実績の乖離、配当実績を見て、感覚的には理解しようと心がけています。

ケース3:管理コストをかけたくない

最後は管理コストですね。これも意外と見落としがちです。

高配当株って、比較的に業績が安定している企業の場合が多し、高配当株投資の支持者は「そもそも配当を狙っているのであって、株価の値動きは問題ではない」という方が多いかと思います。。が、

本当に株価や投資先企業の業績を見ないんですかねぇ?

高配当株と言えど、株価の増減による評価損益とは無縁ではいられないし、個別株を購入する以上、単体の株式としてはリスクはそれなりにあります。

有名ブロガーさん達が紹介する”おススメ高配当株”というのも、盲目的に信じるのは危険です。

仮にそのブロガーさんが真心100%で紹介したものでも、それは今現在の環境下の情報で判断したものですので、将来それがどのように変化するかどうかは誰にも分りません。

そもそも投資の大前提は自己責任ですしね。

なので、毎日株価ボードに貼り付けとは言わないですが、定期的に当該企業の業績や方向性は管理すべきです。

高配当株ランキングみたいなウェブサイトだけで判断するなんて、もってのほかで、「この宝くじ売り場は、過去にたくさん当たりを出しているから買おう!」と言っているようにも思えます。

なので、多くの人が考えている以上に管理が大変かと思います。

そのような管理が苦手な方は、やっぱり分散投資が効いているインデックス投資が無難なのかなと思っています。

まとめ:高配当株投資が適さないケース

改めて高配当株投資が適さないケースですが、

ケース1: 必要な可処分所得を得ている
ケース2: 配当金だけ見ているとだいたい失敗する
ケース3: 管理コストをかけたくない

となります。

繰り返しですが、僕は高配当株投資を全否定していません、僕も高配当株持っています、当然配当金沢山ほしいですよね(笑)

ただ、「有名投資家が勧めるから!」とか、「配当金は多いに越したことがない」とかで投資を行うと、判断を誤る可能性がでてくるので、注意喚起も含めて記事を書いてみました。

(まぁ、僕もただの一投資家なのであまり偉そうなことをいえないのだが。。)

今日はこれまで!

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名前:すてっぷらくだ

愛知県在住の商社マン

座右の銘:”コツコツ勝つコツ”

投資運用歴:15年以上。サイドFIRE達成

中小企業診断士の資格獲得を目指して日々奮闘中!

試験の奮闘日記や、商社マン視点からビジネス、生活の役に立ちそうな情報を実体験を通して書いていきます。

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