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まずは時間が無い人の為に、まとめから行きます。
どうもこんにちは!すてっぷらくだです!🐪
今日は「”商社マンに向いている人の傾向”を考えてみた」をタイトルにブログ記事を書いていきたいと思います。
先日、就活生がOB訪問に来てくれたんです。で、その時に就活生から「どういう人が商社マンに向いているんですかね?」と言うような質問がありました。
まぁ、よくありそうな質問で(そこまでOB訪問の経験はないが💦)、その時思いつくがままに回答ししてOB訪問を終えました。
ただ、後々考えてみると、「これってもう少し深く考えてみると面白いかも」と思ったんです。
よくありがちな、学生時代は、パリピのウェーイ系で、海外でバックパッカーを行い、クラブ活動でキャプテンを務めチームを全国大会へ導き、学業においては●●会社との共同研究を行い・・・・
みたいなことは・・・まぁもちろん魅力的ではあるのですが、本質的ではない気がしますし、10年以上商社マンやってると、そんな経歴が直接何か成果に繋がっているかと言うと、それは「NO」だと思うんですよね。
なので、自分の十数年の商社経験を振り返って、もう少し本質的な部分を考えて言葉に落としてみようと思います。
とはいっても、商社っていろんな業界でビジネスを行う複合体なので、範囲が広すぎるし、会社によっても求められる資質は変わると思います。
なので、あくまで”自分の経験を通して”というのが大前提となります。
(ただ、たぶん他の会社にもそれなりに当てはまるだろうなとは思います。)
それでは行ってみましょう!
変化への抵抗感がない
はじめは、”変化に抵抗感がない”です。
これは、やっぱり外せないですね。”商社”と一言で言っても、総合商社や専門商社で必要なスキルは変わってくるでしょうし、総合商社って、そもそも参入している業界が複数あるので、その業界でも求められる能力は変わってくると思います。
でも”変化への抵抗感がない”というのはどの会社、どの業界でも必要でしょう。
ご存じの読者も多いかと思いますが、商社に勤める人は異動が多く、国内・世界どこででも働く可能性があります。
もちろん、会社や業界によっては、海外の異動の可能性は低かったりすることはあると思いますが、基本的にはどこへでも行く覚悟は必要だと思います。
また、最近の商社の業態を定義することが難しく、伝統的なトレーディング業務もあれば、事業投資関係、製造業やSIerへの出向なんて様々です。
なので、特定のスキルの有無が問われるというよりも、急にそれが必要となっても、恐れずに向き合える人=変化への抵抗感がないというのが大事かと思います。
語学を学ぶ姿勢
二つ目は、”語学を学ぶ姿勢”です。
”語学が必要”ではなく、”語学を学ぶ姿勢”です。
OB訪問で、「やっぱり英語の能力は必要なんですか?」と聞かれることが良くあります。
もちろん、世界中の人と仕事を行っていくので、解答としては「YES」になります。
でも、学生時代にTOEICで高いスコアをもってても、いきなり英語で”良い仕事をしてくれ”というのは無理な話ですし(そもそも日本語でも無理)、何より必要な語学は英語とは限らないんですよねぇ。
筆者のステップラクダの場合は、初めての海外赴任は”インドネシア”でした。
自社オフィスの人とは英語で会話するのですが、顧客の工場スタッフとはインドネシア語で会話するケースなんてたくさんありますし、生活する上ではやっぱりインドネシア語が必要なんです。
もちろん、インドネシア赴任が決まるまで、インドネシア語なんて”ナシゴレン”くらいしか知らなかったので、生活しながら覚えていく必要があります。
なので、事前に語学がどれだけできるかというのはさほど重要なスキルではなく、むしろ語学を学び続ける姿勢というのが問われるのかなと思います。
ちなみに、筆者すてっぷらくだは入社前のTOEIC点数は350点程度で、同期の中では最下層でした、人事の人からは「お前本当に院卒?」と言われましたが、えぇ。今もしっかり働いています(笑)
巻き込み力
三つ目は、”巻き込み力”です。
商社って、製造業などのモノを作る業態と異なり、設備やノウハウの資産というのはさほど保持していません。
あるは、”ヒト”と言えます。
目の前の現業を行うにせよ、新しい仕事を創っていくにせよ、一人で活動するには限界があります。
これは単位が”人”でも”社”でも、どちらでも当てはまりますね。
どれだけ自身(自社)には有していないスキル、ノウハウ、資産をもった周囲(パートナー企業)を繋げて価値を創造していくかが必要なのかなと思います。
自身(自社)を中心に、周囲にどのような人材(パートナー企業)を配置していく力、言わば”巻き込み力”が必要かと思います。
実は黒子的な仕事が好き
四つ目は、”実は黒子的な仕事が好き”です。
”巻き込み力”の章でお伝えしましたが、商社は製造業のような設備やモノを作るためのノウハウとなるような資産は基本持っていません。
なので、何かを創るためには、パートナーとなる企業が必要になってくるケースが多いですし、その場合は主役はパートナー企業であって、商社は事業の内外環境の整備など、どちらかというと、裏方の仕事の要素が強いと思っています。
”商社マン”というと、なんだか外からは華々しく見えるかもしれませんが、実態はそんなもんです。
僕の場合、パートナー企業との合弁企業の運営で、作業着とヘルメットを着けて歩き回ることなんてよくありましたよ。
自分で書いたものの、”華々しい”って何なんでしょうね。
これって表面の話であって、芸能人でも、政治家でも、広告マンでも、外からは華々しく見えるかもしれませんが、裏では仕事の大半は、泥臭いことをやってると思うんですよね(もちろん知らないが(笑))
チャレンジ精神がある
最後は、”チャレンジ精神”です。
これは、今まで書いた全ての章の通じるのですが、やっぱり変化が多い業態なので、変化を恐れずにチャレンジ精神を持つのは必要だと思います。
古臭いと言われるかもしれませんが、ちょっと暑苦しく、ガッツあるくらいが丁度いいと思います。
伝統的なトレーディング業でいうと、基本的には普段から流動しているモノを手配するので、正直深く考えなくても仕事できます。
それだけやっている人も正直います。その場合、「給料に対する付加価値」に疑問が出てくるのは否めません。
でもそのような人材だけの組織・業界だったら、いずれ”商社”という業界がなくなります。
しかし、商社冬の時代を通して、未だに生き抜いてきているということは、やっぱり変化に対して適応し、新しいビジネスを作り続けたからだと思うんです。
その為にはチャレンジ精神が絶対に必要だと思っています。
まとめ:”商社マンに向いている人の傾向”
いかがでしたでしょうか?”商社マンに向いている人の傾向”というテーマなので、なんだか若干上から目線のブログ記事になってしまいました。。。苦笑
正直、筆者すてっぷらくだが、自身で書いた商社マンに向いている傾向に当てはまっているかはわかりません。完全に自身のことは棚に上げてます。
「鏡見ながら記事書きなおせ!」
と、言われそうですが、まぁそれはご愛嬌と言うことで。。。
でも自分なりに、可能な限り一般論で、汎用性が高い傾向を書いたつもりです。
もし、同意してくれる同業の方がいらっしゃったらコメントで教えてね!
それでは今日はこれまで!
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