※本サイトで紹介している商品・サービス等の外部リンクには、アフィリエイト広告を利用しているものがあります
どうもこんにちは!すてっぷらくだです!🐪
今回のブログですが、少し毛色を変えた記事にしてみようと思います。
なんと、ワタクシ、今年から社会人15年目に突入しました!!
いや~もう15年か!早いな時が立つの!!
そして僕の場合、社会人15年目と言うことは、一つの会社に勤めて15年目と言うことです。
昨今、転職することが普通になってきた中、僕の場合は一つの会社に居続けたわけになります。
その理由は、
今の会社が好きだから、現状の仕事・給与・生活条件に満足しているから
という至ってシンプルな答えになります。
好き・満足してると言えることは良いことだよね。
ただ、もちろん良いこともあれば悪いこともある。
なので、15年という良い節目になりますので、自身を見つめ直す意味でも、15年一つの会社に居続けたことに対して感じることを赤裸々に書いてみようかと思います。
まずは忙しい人の為に、結論をお伝えします。
●デメリット:自由な思考が出来なくなる
●メリット:思っている以上に仕事は深い
●「居させてもらっている」のではなく「居てあげている」存在へ
さぁそれでは、詳細を語っていきましょう!
目次
入社して現在までの経緯
まず簡単に私の経緯。
2011年に今の会社に入社、業種は商社。
2011年と言えば、東日本大震災の年に入社してます。
当時エレクトロニクス関連の部門に配属されたのですが、入社当時は震災の影響で、どの商材もサプライチェーンがマヒしている状態。
部署の先輩達も鬼気迫る状態で、とても「新人の面倒なんか見てられない」というような感じでした。
まずは見習いで、ある商材の輸出デリバリー対応を任されたのですが、事務職のお姉さまから、
「あなたの担当のデリバリー案件、顧客の生産ストップしているから1~2カ月くらい輸出業務ないわよ」
との一言(笑)
「え、やることないじゃん。じゃあ電話番だけでも….」と電話対応するのですが、、、
まぁ電話番一つとっても難しい(´;ω;`)
電話番って予備知識ないと、意外と難しいんですよ。
言われたことに対し即座に理解し、対応するのは難しいし、海外から英語で電話がかかってきたときにはもう最悪。
「〇〇会社のEricですが、Mr. □□に代わってください」
と、英語で聞かれた時に、
「アワワワ(/_;)、、ふ、hu、who are you?(あんた誰?)」
と英語で返したら、メチャクチャ切れられたもいい思い出です。
そんなスタートでしたが、少しづつだけど仕事も出来るようになって、4~5年目は自社が注力している業界の顧客(ここは名前をボカシておく)の調達部に出向。
今まで営業として対応していた顧客の窓口に、まさか僕がなるとは!
なんとも奇妙な経験でしたが、ここでモノを売るのではなく、モノを買うノウハウを学びます。
この立ち位置の逆転は今でもメチャクチャ役になっています。
今まで顧客に何かを提案しても自身の目線から抜け出せていない感がありましたが、顧客側の調達部に出向することで、相手目線の視点を獲得することが出来ました。
7年目の時にインドネシアに駐在、5年間海外でエレクトロニクス関係で業務を行います。
海外で仕事をするのは本当に学ぶものが多いですよ。
異国の文化、宗教、歴史観など、日本だけで仕事をしていると見えてこない世界があり、確実に視野が広がります。
海外にいると、逆に「俺、日本のこと分かっていなかったなぁ」という気持ちになり、今ではyoutubeで歴史解説のチャンネルを読みふけるくらい日本の歴史を勉強しています(笑)
2022年から日本に帰国、現在は愛知県に異動し、自動車部品ようの電子パーツを取り扱う部隊に身を置いています。
と、いうのが僕のざっくりとした仕事のキャリアになります(少し長くなってしまった。。。)
自由な思考が出来なくなる

それでは、ここで一つ目の、15年同じ会社で勤めて感じたことをお伝えしようと思います。
それは、自由な思考が出来なくなるです。
もちろん、これは長く続けることのデメリットとして挙げています。
それでは、以下で詳しく説明します。
沢山経験したが、それでも一つの会社にいることに変わりない
上述した通り、別の会社に出向したり、海外で働いたり、、、この14年間でいろんな仕事をしてきました。
経験値としては、結構高いはずです。
この14年でボス級の修羅場は経験していますし、はぐれメタルのようなレアな経験もしています。
出向や海外赴任は環境がガラリとかわるので、「会社に籍を置いて転職経験したようなもの」と例える人もいるようですね。
確かに、同僚も外国人になったり、別の会社の人になったりすれば、それぞれ価値観も、考え方も異なるので、その側面は否定できないと思います。
でもそれでも、基準となるのは、やっぱり自社なんですよねぇ。。。
海外で働いても、仕事の価値観や判断基準はやっぱり自社となりますし、
出向して別の会社で働く中で、最大限その会社の価値観に合わせて仕事を行いますが、物事の基準は自社の影響が強いです。
それを続けるとどうなるか?
頭が固くなっちゃいます。
Aが来たら答えはB!
Cの問題対処はDが正解!
このように経験を積んでいくと、問題に対しての解決法を即座に判断できるようになってきます。
多少問題が変わっても、これらの応用で対応できます。
思考しなくなる
これは、一つの側面では「ノウハウや経験」と言えるので、
間違いなく良いことでもあるのですが、、、
これって、言い方を変えると「思考しなくなる」ともいえるんです。
例えば、若手があるアイデアをもって、顧客提案を行いたいと僕に相談に来た時、

いや~それは難しいんじゃないかな?理由は●●××であって、、
と即レスで解答をすることがあるのですが、回答した後、ハッと我に返ることがあります。
「あぁ、今反射的に回答しちゃったな。。」
「たいして考えないで解答する姿勢、なんだか僕が昔嫌いだった、頭でっかち上司に似ているんじゃないかな・・」
これってやっぱり長く一つの会社に居続けた弊害かなと思っています。
下手に考えないでも、答えが見えてくる。
もちろん、高確率でその回答は正しいでしょうが、新しい発見が見えなくなるし、新しい発想が出なくなる。
これを続けていくと、「視野がどんどん狭まってくるんだろうな」と感じています。
そして”頭でっかちオヤジ”になり、結果的に「つまらない」仕事になってしまうのではと危惧しています。
思っていた以上に仕事は奥が深い

前章でデメリットを書いたので、次はメリットも書いていこうと思います。
そりゃあメリットだってあるさ!
それは、思っていた以上に仕事は奥が深いということですね。
詳しくは以下の通り!
居続けることで見えてくることもある
長く居続けたということは、その期間、”会社のことを考えた”ということになると思います。
営業系だったら、会社の利益を上げるためにどういう施策を打つべきか
人事系だったら、会社にとって、どのような人材を採用すべきか
役割に違いこそあれ、会社にとって”何をすべきか”を考え続けてきたということになると思います。
僕の場合、営業系で15年目に差し掛かったわけです。
「もうそんなに新しいことはないだろう」と外からは思われるかもしれませんが、、、
そんなことはない。
長く考え続けることとで、見えてくる世界もあると思います。
特に経営の世界は奥が深い。
例えばですが、、
”入社して数年間の頃は、会社の経営方針や事業戦略を上層部が発表しても、正直ピンと来ない”
そういうことってなかったですか?
僕の場合は、結構そう思っていました。

それ、結局僕の仕事が変わるわけではないよね
なんて尖っていた時がたしかにありました(笑)
それは自身の仕事に集中するするあまり、周囲の変化に気づけていないだけで、言わば”虫の目”で物事を観ていたのだと思います。
対して、チームを率いてマネジメントを行っていくと、徐々に視座が高くなることで”鳥の目”を獲得していきます。
そうすると、経営方針や、事業戦略を上層部が発信する際、その意図や、前後の背景も腹落ちするようになり、その方針をに対して、徐々に組織や仕事が変化しているのが見えてくるようになります。
この経験は、転職を繰り返してキャリアチェンジするようなスタイルだと、なかなか身に着くのが難しいと思うんですよね。
中には、転職したてで鳥の目を装備している猛者もいるでしょうが、私も含めて平均的な人の場合、目の前の仕事をしっかり行うことで”虫の目”を獲得し、徐々に”鳥の目”を養っていく必要があると思います。
また、経営を行う際、時にはその会社の過去の歴史を知っておくほうが有利になると思います。
この場合、ただただ話に聞いた歴史よりも、自ら経験した歴史のほうが、自身の血肉になっている分、考えに深みが増すと思います。
そういう能力を身につけるのが、長く居続けることのメリットでしょうか。
会社に対してポジティブなイメージを持つことは必要
でも上述した居続けるメリットって、前提として、その会社に対して真摯に考え続ける姿勢がないとダメなんですよねぇ…
僕の場合、ありがたいことに自身の会社を「えぇ。好きですよ」とはっきり言えるので、会社のことを考え続けることが出来ました。
でももし、
「別に自分の会社好きじゃないし」
とか、
「この〇ソ上司がッ!!(#^ω^)」
って思ってしまうような会社だったら、僕の主張は成り立たないと思います。
また、仕事に対してモチベーションが高くない人も同様かもしれません。
そういう様な方(もしかすると、そっちの方が多数派かもしれない)は、
やはり今の時流に乗って、転職活動を進めてキャリアアップするか、
仕事の時間を最小化して、それ以外の時間の質を最大化するほうが人生の質は高まると思います。
「居させてもらっている」のではなく「居てあげている」存在に

最後の三つ目は、メリット・デメリットという話ではないです。
仮に僕と同じように長く仕事を続ける事を選んだ人、
もしくは、そうしようと考えているとに対して、
僕が自身の経験で感じた「長く働く上での注意点」を書きたいと思います。
あなたのその能力は、その会社だけに当てはまるもの?
長く働いて経験がある分、比較的に仕事の処理は早いし、高いレベルの仕事が出来る。
それで周りから評価もしてもらえるし、感謝もしてくれる。
でもこれって、外でも通用する価値なんですかね?
上述した通り、今あたなが考えている自分の能力って、単なる”慣れ”からきているものの可能性があります。
この場合、外部で通用するスキルかというと正直怪しいです。
ついつい、評価されると嬉しくなっちゃいますが、でもそれはあくまで社内の評価であって、「社外から抜け出してみると、自分のスキルなんて汎用性はなく、市場から客観的にみると実は大した能力ではない」なんてことも十分あります。
「ならずっと同じ会社にいるならいいじゃん!」
そう主張する方もいますが、
もし会社がつぶれたら?
つぶれなくても、低迷したら?
自社の産業が斜陽産業になったら?
仮に同じ会社に入れたとしても、会社だってどんどん変化を起こしていく必要があります。
その場合、今のリスクが5年、10年後全く役に立たないなんてことは十分あり得ます。
今のご時世、変化しない戦略が逆にリスクなんてよくある話ですよね。
そう考えると、やっぱり同じ会社にいようと、転職を繰り返そうと、今の立場に安住せず、天狗にならず、自分の「市場に評価される」能力を高め続けることが大事と言うことなんでしょうね。
「居させてもらっている」のではなく「居てあげている」存在に
じゃあどうするのか?と自問自答してみたんですが、
会社に「居させてもらっている」のではなく、「居てあげている」存在になる必要があるんだろうなと思います。
”居させてもらっている”存在の場合、今は高い評価を受けてたとしても、会社の変化に対応できず、
いつの間にか自分の価値が低下している、もちろん市場から見ても高い評価は受けられない存在。
”居てあげている”存在の場合、どのような変化ににおいても、内外問わず高い評価を受けていて、どこでも上手くやっていける自信もあるけど、”今の会社が好きだから居るんです”という存在。
やっぱり後者ですよね、精神衛生上も後者の方が良いと思います。
「じゃあ、そんな人間どうやってなればいいんだ?」という問いになりますよね。
それが分かれば苦労しない(笑)
ただ、少なくとも今の仕事の延長線や、惰性だけで生きていたら、ダメだなとは思っています。
だからこそ、中小企業診断士の資格勉強をやってるし、全然仕事と関係ないけど不動産の勉強やってるし、本だってめっちゃ読むし、ここ最近はブログ活動やったりと、色々手を出しています。
あまり節操なく「自己投資!自己投資イ!」っていうつもりはないのですが笑、
優先度は意識しながらも、時間が許される限り、風呂敷を広げ切るのもありかな♪
僕は現在30代終わり。
孔子は「三十にして立つ。 四十にして惑わず。」と言っていますが、
正直、立って(独立して)いるか分からないし、惑いまくりですが、、まぁ自分のペースで楽しくやっていきたいと思います。
まとめ:長く働くことは良い?悪い?一つの会社に15年勤めて感じたこと
以上になります。
今回は、まとまりのない記事になりましたが(笑)、
現在の僕の心境を素直に文字に落としてみました。まぁたまにはいいでしょ!
長い記事になりましたが、「長く働くことは良いか?悪いか?」と言うテーマに対して、
「良いことだけじゃないけど、一つの会社で働き続ける選択肢もありだよ!」というのが僕の意見となります。
人生は一回きり!悔いのない選択をこれからもしていきたいですね!
●デメリット:自由な思考が出来なくなる
●メリット:思っている以上に仕事は深い
●「居させてもらっている」のではなく「居てあげている」存在へ
以上、今日はこれまで!
コメント