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金利で景気予測!今後の投資スタイルを考えてみる

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どうもこんにちは!すてっぷらくだです!🐪

今回は、過去ブログ、「金利を見て景気を予測する!資産運用で勝ち続けるための手法」で紹介した金利を使った景気予測を活用して、実際に現在の金利動向から今後の景気を予測してみようと思います。

また、私の今後の投資スタイルに関しても最後に述べていきたいと思っていますので、合わせて見てくれると幸いです。

それでは、忙しい方向けに結論からお伝えします。

【筆者の主張】
・金利からわかる景気予測では、2024年12月現在、積極的に株式投資を行う時期ではない
・一方、詳細な未来なんて誰にも分からない!予測はあくまで予測程度で考えるべき
・長期的な世界の成長を信じて、最低限の投資は継続すべき

以上になります。それでは詳細行ってみましょう!

※注意書きとなりますが、本記事は、比較的一般的な金利を用いた景気予測手法の紹介となります。一方、予測はあくまで予測、未来が確定したわけではありません。本情報を”あくまで動向予測の一つ”として考え、皆さんにとっての適切な投資を行っていただければと思います。

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金利で景気予測とは?

まずは、おさらいです。

過去ブログ、「金利を見て景気を予測する!資産運用で勝ち続けるための手法」では、堀井正孝さんの”金利を見れば投資はうまくいく”を参考図書として、以下内容を語っています。

過去ブログ、「金利を見て景気を予測する!資産運用で勝ち続けるための手法」のまとめ

・金利は、金融市場における「炭鉱のカナリア」
・政策金利の下降トレンド時と景気後退局面は一致している
・米国債の長短金利差1%割れは黄色信号、0%は赤信号

詳しくは、過去ブログ見て見てね!

参考図書も良ければ買ってみてください!

では、この手法を使って、現在の米国債のトレンドを確認して、今後の景気動向を読み取っていこうと思います。

現在の金利状況を見てみる

それでは、実際の2024年12月1日時点の金利状況を見ていきましょう。

流れとしては、

①最新の米国債長短金利の動向を確認し、景気サイクルのどの位置にいるのかを読み解く
②米国債の長短金利差と日経平均の推移を確認し、景気予測を考察

の流れで説明していきたいと思っています。

現在の米国債動向

まずは、最新の米国債の短期から長期までの債券利回り、つまりイールド・カーブを見て見ましょう。

確認の方法ですが、Investing.comのサイト、イールド・カーブのページから確認することが出来ますので、そちらの情報を参照してみましょう、内容は以下の通り。

Investing.comのアメリカ イールドカーブページを参照: https://jp.investing.com/rates-bonds/usa-government-bonds

紫線が最新のイールド・カーブになります。
対して、赤が一か月前で、薄い青線が1年前の動向となります。

これを見ると、はっきりとした「逆イールドの解消トレンド」と言うことが分かりますね。

ここでイールド・カーブの簡単な説明をさせてください。

イールドカーブは通常、短期金利の方が金利が低く、長期金利の方が金利が高い傾向があり、長短金利差は、右肩上がりのカーブとなります

一方、物価の高騰や、景気の過熱が発生した際は、政策金利(=短期金利)を上昇させることで、政府は過熱感に対する抑制を行います。

その際は、右肩上がりではなく、右肩下がりになり、それを「逆イールド」と呼びます。

現在の動向に話を戻しましょう。

1年前は完全な逆イールド状態になっていますが、現在では景気の過熱感がなくなってきたため、政策金利の利下げを進めることで、短期金利を低下し、逆イールドの解消トレンドに移行していることが良く分かりますね。

これは景気循環でいうと、冬の局面に入った可能性があります。

過去ブログ「金利を見て景気を予測する!資産運用で勝ち続けるための手法」で、金利の動きと景気循環の表を作成したので、改めて掲載してみようと思います。

参照:”金利を見れば投資はうまくいく”資料を参照し、筆者が作成

上図の通り、金融政策で、金利を利下げすることで、長短金利差が拡大する(今回の場合、マイナスからプラスに転じる)場合、景気循環としては冬に当たり、景気は後退することになります。

つまり、逆イールドが解消され始め、長短金利差が拡大を始めている現在は、景気の冬を迎えており、今後景気が低迷する可能性があるということです。

米国債長短金利差と日経平均の推移

現在、景気が冬の局面を迎えている可能性が高いということは分かりました。

では、それが株式市場にどう関連するのか?

ここが僕ら個人投資家にとって一番大事なところですよね。

それでは、IRバンクの長短金利差長期チャートページから、株価との関連性を観ていきましょう。

IR bank 長短金利差長期チャートより参照

上図の青・赤・黄色は債権の各期間の金利差を表したものです。

今回は、米国政策金利(短期金利)と長期債権の金利差なので、10年-3カ月の青色のチャートを追っていきましょう。

次に、緑色のチャートですが、こちらは日本の代表的な株価指数、日系平均の数値を表したものです。

それではこの表から金利差と株価の関連性を追っていきましょう。

着目したいのは、赤円の箇所です。

こちらは、長短金利差がマイナスからプラスに転じたタイミング、つまり金利差が拡大し始めたタイミングとなります。

つまり、前章の景気サイクルで考えると冬の時代到来と言うことですね。

そしてそのタイミングから1~2年間の期間、上図で言うと赤矢印の部分を見て見てください。

株価が下降しているんです。

ここから見えてくるのは、景気の冬の局面を迎えて、政策金利を利下げが始まるのですが、しばらくすると株価が下降トレンドに入る可能性が高いということです。

マクロ的な理由の考察ですが、金利を利下げしても直ぐに実体経済へ効果が出ません、しばらく時間がかかります。

なのでその間、今まで高い政策金利で負担を強いられてきた影響が実体経済に響いていると思われます。

その為、政策金利の利下げと株価が一定のタイムラグが生じていると考えれそうです。

景気予測、今後どうなる可能性が高い?

では、今後の景気はどうなるかと言うと、上図の最右の円を観てください。

前章でも説明していますが、長短金利差の拡大が始まっていますよね。

つまり、ここから何が起こる可能性があるのか?

可能性としては、ここからしばらくは株価が下落するということが起こりうるということなんです。
(※何故、断定しないで”可能性”と書いたかかは、次章でお伝えします)

簡単にまとめると、

景気悪化のサインが出始める
→ 政策金利を低下しはじめる(今ココ!
→ しばらくは景気悪化する
→ 株価が低下する!(将来起きる可能性大!
→ 徐々に政策金利低下の効果が出始めて、景気良化
→ 株価が上昇する

こういうことになります。

理屈としては、そこまで難しくないですよね。

つまりこれから一定期間は、「投資をアグレッシブに行う期間ではない(かもしれない)」ということになります。(※何故、断定しないで”かもしれない”と書いたかかは、次章でお伝えします)

今後の投資スタイル

前章の考察で、ここからしばらくの間は、株価が低迷する可能性が高いということが分かりました。

その上で、筆者すてっぷらくだの投資における方向性を述べたいと思います。

でも結局未来は誰にも分らない

前章で、「可能性がある」とか「かもしれない」とか、煮え切らない文章を書いていると思います。

これはなぜか?

それでもやっぱり未来は誰にも分からないんですよねぇ。

可能性としては、確かに高い確率で景気は低迷し、株価も下降トレンドになりそうです。

ただ、いつ・どのタイミングで下降トレンドに転じるかは分からないし、いつ上昇トレンドに転じるかどうかも分からない。

コロナみたいな今まで想像もしたこともないような、大きいインパクトが来れば、様々な前提が覆ります。

結局、過去のデータから、傾向は読み取れても、それで未来を証明できることはないんです。

この考えで有名な経済本だと、ニコラスタレブのブラックスワンが有名ですよね、興味がある方は読んでみてください。

つまり、今の状況は「な~んとなく、”予感”くらいはあるけど、、、、はっきりは分からない」と言う状況なんです。

そして、もう一つ大事な考えてとしては、景気も株価も上昇・下降の循環を繰り返しながら、長期的には上昇していく可能性が高いんです。

これは、10年、20年のスパンでは、S&P500やオールカントリー、日経平均等の一般的インデックス指標の結果から明らかになっています。

であれば、細かい景気サイクルを読み切るような動きを取るよりも、”長期的な世界への投資”を狙ったポジションを取ったほうが良いのかもしれません。

当面の投資スタイル

では、当面の筆者の投資スタイルを決めたいと思います。

まず、前提のおさらいをしてみます。

筆者 すてっぷらくだの通常の投資スタイルですが、

インデックス投資を中心として、30%ほど個別株や非株式である不動産投資を行う”長期投資派”

となります。

なので、基本的に短期的なキッタハッタの投資はしません。

そして、上述した通り、
・これからしばらくは株価の下降トレンドが続く”かもしれない”
・長期的には株価は上向くと考えている

という大雑把な考えがベースとなります。

ここから、筆者の取りたい向こう1~2年の基本戦略ですが、、

・NISAの非課税投資枠がある分は、コツコツと株式投資を続けていく
・一方、弱気相場の可能性が高いので、必要以上な投資は行わない
・この期間に、不動産等、非株式の資産投資を充実させて、資産の分散を強化していく

こんな感じかな!

うん、自分で言うのもなんですが、筋は通っているし、腹落ちもしている!

とうことで、しばらくは上の戦略で進めていこうかと思っています。

まとめ:金利で景気予測!今後の投資スタイルを考えてみる

以上になります、皆さんいかがでしたでしょうか?

結局、”未来は分からない”と言うのが結論なので、あまり意味のないブログになったかもしれませんが、でも中期的な”傾向”を掴むのは、自身の行動戦略を決めるためにも、決して無駄ではないと思います。

もしこの記事が、皆さんの投資活動の参考になれば幸いです!

【筆者の主張】
・金利からわかる景気予測では、2024年12月現在、積極的に株式投資を行う時期ではない
・一方、詳細な未来なんて誰にも分からない!予測はあくまで予測程度で考えるべき
・長期的な世界の成長を信じて、最低限の投資は継続すべき

今日はこれまで!

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名前:すてっぷらくだ

愛知県在住の商社マン

座右の銘:”コツコツ勝つコツ”

投資運用歴:15年以上。サイドFIRE達成

中小企業診断士の資格獲得を目指して日々奮闘中!

試験の奮闘日記や、商社マン視点からビジネス、生活の役に立ちそうな情報を実体験を通して書いていきます。

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