『ブランディング入門』を勉強してみた感想・レビュー ~中小企業診断士 二次試験対策~

スキルを本で学ぶ

※本サイトで紹介している商品・サービス等の外部リンクには、アフィリエイト広告を利用しているものがあります

すてっぷらくだ
すてっぷらくだ

こんにちは!すてっぷらくだです。

中小企業診断士2次試験受験後に勉強している書籍の紹介第二弾です。

今までの中小企業診断士試験奮闘記はこちらから


今回はこちらの資料の紹介をします。そして結論としては、以下の通り!

本参考書を学んだ結果 良かったこと・悪かったこと

・差別化の難しい時代におけるブランディング方法が学べる
・ブランディグを行う上での方法論・知識を得ることができる
・中小企業診断士2次試験の企業の強みを把握する上で役に立つ

・中小企業診断士2次試験における助言記述の具体的アイディアを獲得できるわけではない。

それでは詳細いってみましょう!

アドセンス

本書を読んだ背景

本書を勉強した理由は、前回ブログと同じで、

●もし、二次試験合格してても無駄にならないスキルが身につく

●もし落ちてても(いや受かってるけどね!)、試験対策につながるスキルが身につく

という理由が背景にあります。

特にわたくし すてっぷらくだは、仕事のキャリア上、B to Cビジネスを行ったことがなく、製品ブランディング戦略というものをやったことがありませんでした。

そのため、中小企業診断士二次試験ではそれらに関わりの大きい事例Ⅱが特に苦手で、なかなか得点を取ることができませんでした。

そこで、本書を読んで、基礎から鍛えていこう!と一念発起してみたわけです!

勉強になった点を要約:『ブランディング入門』

市場は飽和し、カスタマーセントリックの時代へ

プロダクトアウト、マーケットインという考え方はご存じでしょうか?

プロダクトアウト:
商品開発や生産、販売活動を行う上で、買い手(顧客)のニーズよりも企業側の理論を優先させること。

マーケットイン:
消費者のニーズを優先し、顧客視点で商品の企画・開発を行い提供していくこと

本書では、時代の変遷で、プロダクトアウトからマーケットインの考え方が浸透し、差別化戦略の必要性の認識が浸透してきたが、現在の市場飽和の世界ではマーケットインだけでは現在は足りないと言っています。

図にしてみのがこちらです。

参考書:ブランディンディング入門の内容を参照し、ブログ作成者が独自で作成

マーケットインは今まで聞いたことがありましたが、何故この考え方だけでは足りないのでしょうか?

理由は、『差別化競争は、結局他社が新しい機能を付与すれば自社も追随するはてしない繰り返しとなり、ユーザーにとっては不要な機能だらけの商品が生まれる本来の「マーケットイン」とほど遠い現象が生まれてしまうから』ということらしいです。

このように本来のあるべき姿を見失わないようにするためには、顧客から見た自社の確固たるブランドを確立する必要があるということです。

ブランディングは経営そのもの

ブランドを確立することは、商品の選択を容易にすると同時に、これからの消費を支えていく世代から支持される必要条件です。

人材採用の面でもメリットはあります。

若い世代の支持を得るということは、収益を増やすことはもちろん、優秀な人材を獲得するのも有利になることでもあります。

そう考えると、ブランディング=経営活動の一つと考えることもできますね。

本書の例として、大塚家具を挙げています。

本来大塚家具は、もともと高級家具のブランドでした。

高級志向の家具を販売し、会員制によって、顧客にロイヤリティを与える経営戦略で成長してきた会社ですが、娘の大塚久美子氏が経営権を取得したのち、「よりお客様が手に届く価格帯の製品を販売」という戦略変更を実施。

結果、「昔の大塚家具より安いが、『ニトリより高いニトリ』」になってしまい、自らブランドを破壊してしまっています。

すてっぷらくだ
すてっぷらくだ

ブランディングは正しい対応を行っていけば、企業成長につながる活動だけど、

対応を間違えると、企業の衰退を招いてしまう。

そう考えると、大事な経営活動だね。

日本最大級のまなびのマーケット

中小企業とB to B企業にこそブランディングを!

ブランディングと聞くと、一般消費者向けの商品や、大手企業が取り組むことだと考えがちですね。

しかし本書では、中小企業や、B to B企業こそブランディングに取り組んでほしいと言っています。

理由は以下の通りとなります。

中小企業がブランディングを行うべき理由

① そもそもブランディングに取り組んでいる企業が少なく。伸びしろが大きい。

② 大企業と差別化することができ、戦う土俵を変えることができる。

③ 大企業と比べ、人員が少ないので、社内浸透が比較的容易である。

B to B企業がブランディングを行うべき理由

① そもそもブランディングに取り組んでいる企業が少なく。伸びしろが大きい。

② B to C企業よりも対象となる顧客が絞られる⇒信用・信頼(ブランド)がより重要になる

③ 従業員一人ひとりがブランド・タッチポイントとして大きなウェイトを占めている。

すてっぷらくだ
すてっぷらくだ

そういえば最近、B to B企業でも広告を出したりしているよね。

これも、認知度を上げるためのブランディング戦略の一環と言えるのかもしれないね。

ブランディングプロジェクトの方法論

本書の後半は、具体的なブランディングプロジェクトの手法が説明されています。

詳細は、本書を見ていただければと思いますが、ブランディングプロジェクトにおける各ステップを
フェーズ1~フェーズ5に分け、各フェーズにおける具体的対応が記載されており、とても分かり安いです。

参考書:ブランディンディング入門の内容を参照し、ブログ作成者が独自で作成

個人的な感想ですが、特にフェーズ3の”ブランドコアの定義”が勉強になりました。

言葉の通り、ブランディングを行う上で、コアを作るフェーズとなりますので、本書の肝となる章です。

その中で、フレームワークとしてP-MVV(パーパス/ミッション/ビジョン/バリュー)を挙げられているのですが、恥ずかしながら、わたくし、すてっぷらくだはこのフレームワークを知りませんでした。

以下は、すてっぷらくだが、本書をかみ砕いたPMVVの考えです(本書とは若干表現が異なります)

参考書:ブランディンディング入門の内容を参照し、ブログ作成者が独自で作成

なるほど、企業の存在意義からブランディングを考えていくのか。

上図の通り、企業の存在意義を定義し、右のMissionを経て最終的な企業のVisionを創り上げていくが、並行して顧客・社員が大事にする価値観を考えながら、Visionを創っていく必要がありそうです。

特に「顧客」というのが重要なんだと思います。なぜならば、ブランドとは、自社が決めるのではなく、最終的には顧客価値を高めるものであるため、最終的には顧客が判断するものであるから。

これは第二章で記述した、カスタマーセントリック(顧客中心主義)志向にもつながりますね。

ブランディング入門 まとめ

いかがでしたでしょうか。

本書はブランディングの基礎を学びたい方はもちろん、中小企業診断士やコンサルタントを目指す方にはとても参考になる書籍だと思います。

是非詳細を知りたい!という方は、是非購入してみてください!

コメント

  1. I do not even understand how I ended up right here, but I believed this publish was great.
    I don’t realize who you are however certainly you are
    going to a well-known blogger in the event you aren’t already.
    Cheers!

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