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損益分岐点をマスター!~中小企業診断士奮闘記#6

中小企業診断士試験奮闘記

こんにちは!すてっぷらくだです。
本日も過去紹介しましたTBC中小企業診断士試験シリーズ、事例Ⅳを引き続き勉強します。


今回は、二問目以降に頻出する損益分岐点分析を学びます。
抑えておく公式は以下の通りです。

損益分岐点売上高

公式:損益分岐点売上高=固定費/(1-変動費率)・・・A

1-変動比率に関しては、こちらは限界利益率ともいいます
一次試験の経済学でみっちり勉強したのは、限界費用こちらは限界利益ですね。ここでは、ここではどの程度固定費を回収できるかを指します。

損益分岐点販売数量

公式:損益分岐点販売数量=固定費/(販売単価-単価当たりの変動費)・・・B

こちらも損益分岐点売上高と理屈は同じで、固定費を単価当たりの限界利益で除したもので、数量軸の損益分岐点を算出します。

目標利益達成売上高

式:目標利益達成売上高=(固定費+目標利益)/(1-変動費率)・・・C

目標利益達成売上高は、Aで求めた損益分岐点売上高(=利益ゼロ)からさらに目標利益を上乗せる際に必要な売上高となります。よって、Aで算出した分子の固定費からさらに目標利益を加算することで算出できます。

過去問では、「経常利益を1000万達成するための売上高を求めよ」というような形で出題されます。

損益分岐点比率、安全余裕率

損益分岐点比率(%)=A/売上高×100・・・D

安全余裕率(%)=1-D・・・E

損益分岐点比率は現在の売上高に対して、損益分岐点売上高がどの割合に位置するのかを表します。

安全余裕率は、現在の売上高(100%)が対損益分岐点売上高して、どの程度余裕があるのかを表します。

どちらの指標も意味するところは同じで、「損益分岐点売上高に対して売上高がどの程度なのか」を表します。安全余裕率(損益分岐点比率)が高ければ(低ければ)、需要の変動がある程度起きても安定的に収益を得ることができるということですね。

以上になります。基本的にはこれらの公式を暗記しておけばある程度、解答を導くことができます。
ただ、実際の問題は、売上がある水準に達したら変動費率が変わるなど、より複雑になっていますので、基本をしっかり押さえて対応していきたいですね!

今日はこれまで!また!

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