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スタンフォードの自分を変える教室 感想・評価 ケリー・マクゴニガル著

スキルを本で学ぶ

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らくだ読書感想文 #4

すてっぷらくだ
すてっぷらくだ

今回は、ケリー・マクゴニガル著 “スタンフォードの自分を変える教室”の感想をやっていくよ! 

著者情報

著者名:ケリー・マクゴニガル
ボストン大学で心理学とマスコミュニケーションを学び、スタンフォード大学で博士号を取得。スタンフォード大学の心理学者。特に自分の中での葛藤を乗り越え目標を実現することに関する研究に関わっている。最近では多くのメディアが目標と葛藤について報道する際彼女の発言を引用している。2013年のTEDでの講演では、ストレスに対応する時には、ストレスをうまく処理できると信じることが重要であると強調した。

ケリー・マクゴニガル - Wikipedia
引用:Wilipediaより

おすすめポイント・要点

著者はサイエンス・ヘルプ(科学の研究を一般の人に説明すること)で
知られている心理学者で、TEDにも出演しているようです。
それもあってか、とても分かり安い本になっています。

本書が伝えたいことは以下の通りです。

意志力は、やる力・やらない力・望む力で構成され、具体的な対策を行うことで強化することができる。

副業や資格勉強等、「新しいことをしよう!」と思っても、数日経つと思っていたように活動できていない・・・

なんてことありますよね。

もしこの意志力を上手にコントロールすることができれば、
本当はやりたいことを続けることができ、
理想の自分に近づくことができるかもしれませんね。

それでは感想いってみましょう!

感想

選択する瞬間を特定しよう

私たちの脳の構造ですが、理性の自己を大脳新皮質の前頭葉が司っています。
対して、衝動的な感情という自己は、脳幹の部分が司っています。

この二つの自己が日々せめぎ合って、最終的な私たちの”選択”を行っています。

本書では、この二つの自己を上手にコントロールしようというのが大筋の流れです。

まず衝動的な自己についてですが、選択を行った状況を把握し、何故それを選択したのかの要因を特定することが重要と本書は伝えています。その特定したものは、外部の刺激だったり、私たち自身の身体の状況だったり様々です。この選択のトリガーとなるものを特定し、対策していくことが重要とのことです。

意志力を高めるには

意志力を高めるには、理性の自己を活性化、そして強化する必要があります。

「理性を強く」なんてできるのだろうか?
そう思う方もいるかもしれませんが、本書では、理性の自己は、筋肉のようにトレーニングすることで、理性を強化することができると説いています。

また、呼吸のペースを遅くすると、前頭葉が活性化し、理性の力が増大するとのこと。
※皆さん、スーパーでポテチを見て、もし「食べたい」って思ったらまずは深呼吸をしましょう(笑)

さらに、睡眠に関しても書かれています。

睡眠不足になると、前頭葉の機能が落ちる、つまり自己の理性の能力が低下してしまい、
衝動の自己が理性の自己に勝ってしまうようです。

すてっぷらくだ
すてっぷらくだ

こちらもイメージできますね!睡眠不足だとちょっとしたことで怒ってしまい、恋人や配偶者と喧嘩したり、、一つや二つ同じ経験をして失敗してしまったことがある方もいるのではないでしょうか?

脳が嘘をつくとき

皆さん、駅前の路地を歩いている自身の姿を思い浮かべてみてください。
あなたは、ハンバーガー屋を通り過ぎようとしています。
その時、フライドポテトの香ばしいにおいがしてきました。。。

うん、フライドポテトLサイズで買っちゃいますね!

これは、脳内のドーパミンが作用している為です。
報酬が手に入りそうだと認識した際、このドーパミンが脳全体に
「幸福感や快感を得られそうな予感」を出します。

しかしこのドーパミン、幸福感や快感を得る際に発生するものではないのです。
あくまで、幸福感や快感を得られそうな予感を作用させるものなので。

だからフライドポテトを食べた後に

「やべーダイエット中なのに食べちゃった。。」

となってしまい、期待通りの快感を得ることはできないのです。

企業もこのことはよく理解しており、我々に対してあの手この手でドーパミンを発生させようとしてきます。

これに抗うためには、ドーパミンを刺激させる戦略を見抜くことです。

ハンバーガーショップを横切る際、「あぁいい匂いだな~。でもこれはドーパミンが出て食べたくなってきた。。これはあくまで幸福感や快感を得られそうな予感であった。実際に食べたら後悔する!冷静になろう!」と考えることが重要ということです。

まぁ、さらっと言われても難しいですけどね(笑)

やる力と結び付けるには

前節は、本当はやりたくないものに対してドーパミンを出されているときに回避する力
やらない力の説明でした。

では、本当はやらなければならないものに対して、ドーパミンを出させて積極的に実施する力
やる力を磨くことができるのでしょうか?

答えはYESです。

内容は簡単で、ゲーム性を作ることです。

例えば、、、

・今日の勉強終わったら、おいしいケーキを食べられる!

・このプレゼンしっかり出来たらうまいビールを飲みに行く!

とかでしょうか。要は、やりたい事柄を行うと、幸福感や快感を得られる予感がするように仕向ければいいんです。

スタンフォードの自分を変える教室・まとめ

いかがでしたでしょうか?

日々いろんな誘惑が我々を囲んで離さない状況ですが、本書の内容を実施すればうまくいきそうですね!

【スタンフォードの自分を変える教室 感想まとめ】

  1. 選択を行った状況を把握し、何故それを選択したのかの要因を特定しよう
  2. 意識力を高めるには、深呼吸して前頭葉を活性化させよう、睡眠不足を回避しよう
  3. ドーパミンはあくまで幸福感や快感を得ることができるという”予感”を作用させるものだと理解しよう
  4. 本当にやりたいことに対しては、ゲーム性を作ってドーパミンと結び付けよう

面白さ★★★
読みやすさ★★★
学び★★★

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名前:すてっぷらくだ

愛知県在住の商社マン

座右の銘:”コツコツ勝つコツ”

投資運用歴:15年以上。サイドFIRE達成

中小企業診断士の資格獲得を目指して日々奮闘中!

試験の奮闘日記や、商社マン視点からビジネス、生活の役に立ちそうな情報を実体験を通して書いていきます。

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