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【分散投資】ポートフォリオに外貨建て資産を組み込もう!

生活のスキル

ポートフォリオに外貨建て資産を組み込む理由

らくだ仕事術ブログの記念すべき第一回目!

今回は、分散投資の一つ。円建て以外の資産、特にドル建て資産をポートフォリオに

組み込む必要性を説明していくよ!

私は日本株をやっているわ!

確かに分散投資をやったほうがいいって聞いたことがあるけど、

結局日本株って、米国市場と相関があるんでしょ?相関が高くて

分散投資にならないならわざわざ米国株を持つ必要ないんじゃない?

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確かに日本経済は米国経済と相関があるね。でも株価連動とは別に

考えておく必要のある要素があるんだ。それは為替変動リスクなんだ!

日本と米国の株式指標を比べてみよう

以下の図1は、日本株式の代表指数である日経平均株価と、米国株式の代表指数であるS&P500の2020年1月頭の数値を100として、その変動を2023年11月までチャートにしたものです。

                 図1 日経平均株価とS&P500のチャート 2020年1月を100とする

ざっと見た感じ、日経平均もS&P500も同じように変動しているように見えますね。

2020年にコロナ流行が起因して、株価が急減。以降徐々に株価が上昇し、2023年11月時点で日経平均の数値は138、S&P500の数値は133が出ています。

なので、日経平均とS&P500の連動は、「正の相関をもつ」と言っていいでしょう。

やっぱり日本株と米国株は連動しているね。

であれば、あまり分散投資する必要がないんじゃない?

確かにこのチャートだけ見るとそう思えちゃうよね。

では次に同じ期間でドルと円の為替チャートを見てみよう

為替チャートによる円の価値を見てみよう

以下の図2は、2020年1月から2023年11月のドル円の為替チャートとなります。

図2 2020年1月~2023年11月までのドル円の為替チャート

図2の通り、2020~2021年までは、110円/ドル当たりを推移しており、比較的安定しています。
しかし、2022年より、急激に円安に動いており、2023円11月時点では150円/ドルまで上昇しています。

これは、米国のコロナ明けによる需要急増、ロシアウクライナ問題による原料高騰問題により、物価が急上昇することで、米国が物価を安定させるために金利を大きくしていることが直接的な原因となります。

対して日本はというと、低金利政策を継続しています。その為、日米の金利差が大きくなり、ドル市場に資金が流出する、つまり円安ドル高の構造が発生しているのです。

現代社会では、沢山のモノ・カネが各国と取引されています。
私たちが普段口にするパン一つとっても、パンを作ったのが日本のパン屋さんだとしても、小麦そのものは他国から輸入しているのです。その場合、他国の通貨ベースで小麦を取引されます。

じゃあ、現在の円安トレンドで小麦を輸入するとなると、どうなるかわかる?

えっと、、沢山の円を使って購入しなければいけない?

そう。つまり円の価値が落ちているということだね。

このように、私たちが使っている円が世界の通貨に対してどの程度価値があるのかを考える必要があるんだ。そして比べる対象としては、世界通貨といえるドルが一番わかりやすいんだ。

日経平均をドルに直してみると、日経平均価格は伸びていない!?

では、次に日経平均を当時の為替レートでドルに直してみるとどうなるか見てみましょう。

              図3 日経平均株価とS&P500のチャート(日経平均はドル基準) 2020年1月を100とする

図3は図1で記した日経平均株価を当時のドルに直したチャートとなります。。。そう。

日経平均株価は、世界通貨であるドル基準では、上昇トレンドではなくなっているんです。

いくら日経平均株価が円基準で高くなっていようが、今回のように円安が続くと、円の価値が落ちるので、世界の基準通貨であるドル基準にしてみると、実は資産が増えていないという現象が発生してしますんです。

もちろん、我々はアメリカではなく、日本に住んでいます。当然、使用する通貨は円となります。
全ての日々購入しているすべての商品がドルに影響されるわけではないので、今回のように我々の資産は全く増えていないというのは若干極論気味の論調となります。

しかし、繰り返しますが、現代社会では、沢山のモノ・カネが各国と取引されており、
全てのモノが日本だけで完結して作られるものは、なくなってきている状況です。

その為、日本株の数値だけ見て判断するのではなく、為替を通して、視点を変えてみることが重要なんです。

保有している株式の株価が上がって喜んでいたけど、

実はたいして資産が増えていなかったのね・・

そう。だから円建ての数値だけで資産の増減を判断するのは危険なんだ。

このようなリスクを減らすためには、私としては自身のポートフォリオに外貨建て、

特にドル建ての資産を組み込んでおくことをお勧めしているよ。

実際にはどのように外貨建て資産を持てばいいの?

やり方はたくさんある。今回は詳しく語らないけど、株式投資と同じ形で取引できる

外国株テーマの投資信託をお勧めするよ!

対して、手持ちの円をドルに変換して通貨の身を保有しておくのはあまりお勧めしない。

実は円で外貨を購入したり、逆に外貨から円に戻す際に結構手数料を取られるからね。。。

まとめ ポートフォリオに外貨建て資産を組み込む理由

①日経平均株価は2020年1月から上昇トレンドで、円建て資産は確かに増えている

②一方、現在は円安トレンドなので円建て資産をドルに直してみると、実は資産は増えていない

③これらのリスクをヘッジするためには、自身のポートフォリオに外貨建て、特にドル建ての資産を組み込んでおいたほうがいい。

④外貨建て資産の保有方法は、投資信託で購入するのがもっとも簡単。個人で円⇒ドルを購入するのは、手数料の観点でメリットは低くなる。

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名前:すてっぷらくだ

愛知県在住の商社マン

座右の銘:”コツコツ勝つコツ”

投資運用歴:15年以上。サイドFIRE達成

中小企業診断士の資格獲得を目指して日々奮闘中!

試験の奮闘日記や、商社マン視点からビジネス、生活の役に立ちそうな情報を実体験を通して書いていきます。

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